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美・健康・ブライダル >> 花粉症にはコレが効く!
ツライツライ花粉症。少しでも症状を和らげたいですね…。そこで、ザクザクドットコムでは、花粉症に対抗すべく、基礎知識や「花粉症に効く!」と言われているものを、一挙ご紹介!是非、試してみては…。
花粉症の予防と対策には正しい知識から。
まずは花粉症についてチェック!
花粉症の正体
花粉症とは?
花粉症は、花粉の飛ぶ季節にだけ症状が現れる季節性のアレルギーで、植物の花粉に反応して鼻水やくしゃみなどを引き起こします。アレルギー反応を起こす原因となる物質(抗原)を「アレルゲン」といいますが、花粉症の代表的なアレルゲンはスギ花粉です。ほかにもヒノキ、ブタクサ、ヨモギ、カモガヤなど約50種類の植物が、花粉症の原因として報告されています。現在、日本人の約20%が花粉症だといわれ、その人口は年々増え続けています。
症状
花粉と接触してから数分〜数時間で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや、目のかゆみ、涙、充血などの症状が現れます。症状を繰り返すと、ぜんそく発作を引き起こすこともあり、そのほか皮膚のかゆみ、のどのかゆみなどの症状があります。また、胃や腸などがアレルギーを起こすと、消化不良や食欲不振、便秘や下痢になったり、偏頭痛を伴うこともあります。
花粉症の原因
花粉症患者が急激に増えた原因として、これまで2つのことが考えられていました。まず、戦後の国の造林計画によってスギ花粉が増加したこと、そして、車の排気ガスや工業化による大気汚染の影響で、鼻の粘膜が弱ったことです。
そして、最近になって腸の免疫システムの崩れも花粉症に関係していることが認められるようになりました。特に小腸は、食べ物を消化・吸収する臓器であると同時に、体全体の約60%の免疫細胞や抗体を持っています。免疫システムにおいて重要な役割を持つ小腸の免疫細胞の数や質のバランスが崩れると、アレルギーの病気になりやすくなることが分かってきました。詳細についてはまだ解明されていないため、研究が続けられています。
花粉症のメカニズム
花粉症のしくみ
花粉症はアレルギー反応のひとつですが、そのしくみは健康を保つ免疫システムと同じです。
(1)花粉がのどや鼻から入ってくる
「花粉」という異物(アレルゲン)が侵入し、リンパ球が「花粉」を侵入者と判断します。
↓
(2)「花粉」に対抗するためにIgE抗体がつくられる
侵入してきた異物(アレルゲン)を排除しようと、リンパ球で抗体がつくられます。
↓
(3)再び花粉が侵入する
抗体ができたあとに再び花粉が侵入すると、抗体が肥満細胞にくっつきます。
↓
(4)花粉をできる限り排除しようとする
その結果、肥満細胞からヒスタミンなどの炎症物質が分泌され、アレルギー反応が起こります。
↓
(5)鼻水や目のかゆみが起こる
鼻水で花粉を洗い流そうとしたり、くしゃみで花粉を吹き飛ばそうとしたり、血管を広げて花粉の侵入を防ごうとします。
風邪と花粉症の違い
くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状は風邪にとてもよく似ているため、区別がつきにくいことがあります。花粉症はアレルギーが引き金となりますが、風邪はウィルスや細菌が原因です。花粉症の特徴としては、熱やのどの痛みが少なく、鼻や目を中心に症状が現れ、長引きます。鼻や目だけの症状が2週間以上続くと、ほぼ花粉症だといえるでしょう。また、風邪と花粉症を合併することも多いので、この場合は診断も治療も難しくなります。
2009年春の花粉飛散予報
今年は2月中旬までに西日本・東日本の広い範囲でスギ花粉が飛び始める見込みです。西日本では、例年と同じか遅めですが、東日本は例年と同じか早め、東北地方は例年より早い見込みです。
飛びはじめが遅かった昨シーズンに比べると、早くなりそうです。
花粉がいつから飛び始めるか?は、1月の気温が大きく影響します。今年は年末年始に寒さが厳しくなり、とくに西日本で平年より気温の低い日が多くなったことが特徴です。
1月に気温が低いとスギの花芽が休眠から覚める時期が遅くなると考えられています。一方、長期予報では2月の気温は平年より高くなることが予想されています。
これらのことから、西日本では1月の低温が影響して花粉の飛び始めがやや遅め、東日本では西日本ほど低温が顕著でなく例年並みか早め、北日本は1月も高温傾向で花粉の飛びはじめは早いと予想されます。2月に暖かい日があると広い範囲で花粉が飛び始めるでしょう。
2009年の飛散量の傾向花粉の飛ぶ量は、前年の夏の天候が大きく影響します。2008年の夏は、西日本や東海・関東甲信地方は梅雨明けが早く7月は猛暑となりましたが、北陸と東北地方では7月下旬から8月上旬に曇雨天が多く、梅雨明けがいつもの年より10日から2週間程度遅くなりました。スギの花芽の生育するこの時期に晴天・高温であれば生育が良好、曇雨天・低温であれば生育が不良になる傾向があります。
このため、今シーズンは西日本、東海、甲信、関東南部で例年より多く、関東北部、北陸、東北で例年並みか少ないことが予想されます。
花粉が多く飛ぶ気象条件
今日の花粉が多いか少ないかは、その日の天気が大きく影響します。暖かければ雄花の開花が促され、また暖かいと上昇気流がおこり、花粉が舞い上がりやすくなります。スギ花粉の大きさは直径が1ミリの30分の1ほど。非常に小さな花粉は風にのって、数十キロから場合によっては数100キロも飛んでいきます。風上にスギやヒノキの林がある場合は要注意です。
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